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ゴスペルの中でもとりわけアメリカのブラック・ゴスペル(黒人教会音楽)を語るうえで、
まず知っておかなければいけないことは、アメリカ大陸におけるアフロ・アメリカンの人たちが
背負わされた過酷な奴隷制度とその後の現在もまだ続いている不当な差別の歴史です。

16世紀から始まったと言われているヨーロッパ人によるアフリカ人の奴隷化と人身売買貿易。
その過酷極まりない実情に向き合いながら生きていくアフロ・アメリカンの精神的な
支えとなったのが、聖書に書かれる「神の御国」への回帰願望と、メシア(救世主)による
解放への期待でした。

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アフリカ人はもともとは土着の信仰を持っていましたが、彼らを「所有」するヨーロッパ人達は
管理目的のために道徳観を統一する必要があり、その道徳概念の根底となる「キリスト教」を
強制的に学ばせました。しかしその教育はヨーロッパ人の都合に合わせた形で歪められており、
奴隷たちがアメリカに来たことにより、新しい文明に出会えたことがいかにラッキーであるか、
もとのアフリカの生活と比べ衣食住の保証された現在の生活がいかに幸せであるかということを
「神様の祝福」という言葉を使って教え込むものでした。

しかし黒人奴隷たちは表面的には主人である白人に従順で無邪気なフリをしてはいましたが、
それは頭の良い彼らが暴力から我が身を守るための知恵であって、実は彼らなりの解釈が
存在し、上記の「解放」「救済」こそが彼らのキリスト教信仰の土台となっていきます。

それではこの章では、簡単ではありますが「奴隷制度の時代」について勉強していきましょう。
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こんにちは。Everlasting Joy、S.M.S Gospel Choir代表のBee芦原です。このブログではゴスペルの歴史や聖書のことなどを僕の知識と参考文献からの引用から、わかりやすく解説できたらと思っています。専門家ではないので自己解釈で誤った記述もあると思います。お気づきの方はご指摘いただければ幸いです。

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